MOOC革命の衝撃2014/03/29 10:43

金成隆一(かなり りゅういち)著『ルポ MOOC革命 無料オンライン授業の衝撃』岩波書店 本体価格1800円 を読んでいる。

世界の一流大学の講座をネットを使えば無料で受けられて、しっかりレポートを提出したり、試験に合格すれば修了証まで出るという、アメリカ発の教育革命をルポしたもので、最近朝日新聞にも書評が載っていたし、この4月からは、日本でもgaccoという日本語による試みが始まるので、知っているかもしれないけれど、凄いと思ったよ。
うかうかしてはいられないってんで、早速おとうもgaccoに登録した。4月17日から、東大の本郷和人教授による「日本中世の自由と平等」という講座が始まるんです。本郷先生の本は数冊読んだけれど、面白いし、放送大学でも講座を持っていたからそのうち話聞いてみたいと思っていたけれど、こういう形で正式に講義を聞けるというか、学びに参加できるなんて凄いとおもったね。
その後も、日本のインターネットの父、村井純などの講座が続くし、日本語による無料オンライン授業も目が離せない。高校生もぜひ登録して、受けてみるといいのではないだろうか。
gaccoは1講座4週間くらいで完結するようだし、まあかなり真面目に取り組まないと合格はしないだろうけれど、登録して試しに受講して見るのはただだからね。

本家の方は、ほとんどが英語による講義だから英語力が必要だけれど、ネットの動画を利用するから、何回も視聴することも一時停止ボタンを押すこともできるし、世界では高校生がたくさんハーバードやMITの授業を受けて、進学先を決めていると言うし、もう実際に大学選びをするのは、蛍雪時代別冊の大学案内なんてのを見るだけだったり、日本の大学で競争相手は日本人だけなんていう時代ではないのかもしれない。

更に言えば、大学教育だけでなく、全ての学びがこの無料オンライン授業で変わるだろうと思うな。

今もYouTubeには、サルマン・カーンさんの小学生から使える算数のビデオもあるし、小学校も高校もオンライン授業を使っているところが増えている。
ネットで教材を公開というのは前からあったけれど、それを組織的に多くの人がやれば作る方も使う方も変わる、日本の学校の授業も変わらざるを得ないねえ。

日本の大学受験向けのmanaveeなんていうのもある。

とにかくこの本には衝撃を受けたよ。

4月からおとうも湯西川中学校で何らかの形でこういったものを使ったり、自分の授業を公開してみようと思うな。

以上のこと、おとうがここに書いたものをキーワードにしてネット検索してご覧、もっと世界が広がるだろうし、自分の学びも深まるだろうし、何を学ぶべきか見えてくると思う。

おとうは、とりあえず、英語力をつけること、ITのスキルを更に上げること、「人間の学び」ということについていろいろ考えて行くことに力を入れて行きたいと思っている。

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