図書館戦争 ― 2007/02/12 17:39
ずっと気になっていたけれど、文庫になるまで待とうかなと思っていたけれど、正月に購入(有川浩 ーありかわ ひろー著 メディアワークス 1680円)したので昨日の夜から一気読み。本の雑誌の昨年上半期のNo.1だけあって面白い。図書館の自由を守るなんて本好きの私にはたまらない設定。最初著者はひろしさんて男性だと思ったら女性(失礼しました)。主人公の郁は、元気がいい女性で、正義の味方でまっすぐで、パトレイバーの、泉のあを彷彿とさせる。今日の午後は薪でも切ろうと思っていたけれど、ごろごろ読書に明け暮れてしまった。まあ今年は暖冬だし、来週の日曜でなんとかなるだろう。 考えさせられたこと、郁が本を守るように私になすべき仕事は何だろうか。私は今でも彼女のように純粋に自分の信じるものにむかって突っ走れるだろうか。 この本の大事なテーマとして、「本は面白いから読むのであって、子どもに教訓や「良い話」を読んでおりこうになって欲しいからという考えはおかしい」というのがあると思うのだが、娘の通う小学校で読みきかせをやっている人たちに読んで欲しい。
最近気になること ― 2007/02/28 22:21
「鴨川ホルモー」万城目学著を読んでここに感想を書いたのに何で反映されないの? 面白かったです。京都に行きたくなります。続いて「夜は短し歩けよ乙女」を読もうかなとも思ったが、井上尚登「C.H.Eチェ」角川文庫を読んだ。 私は、本を読むことが好きだ。なぜか、それは面白いからただそれだけだ。だから自分の子どもにもこの本は面白いよ、だから読んでごらん。とすすめたい。 最近、娘の学校で朝読み聞かせをやっている。保護者を中心としたボランティアだ。(何年か前に私も妻の代打で出たことがあったけど...)それがどうもおかしいと思う。「うちの娘にそんな本読んで聞かせるなよ」」と思うことが屡々ある。本から教訓を得たり、ためになるから読むというのは嫌いだ。そんなことを小学生のうちからやられたらたまったもんじゃない。本は面白いから読むものだ。ただそれだけでいい。今、面白そうだ読んでみたいなと思っている人、内田樹。
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