ららら科學の子 ― 2007/08/21 15:30
矢作俊彦の作品は、大昔に書店員だった頃に同僚の阿多君に勧められて初めて読んだ。『THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ』 へと続く二村永爾シリーズも面白いし、『スズキさんの休息と遍歴—またはかくも誇らかなるドーシーボーの騎行』も良かったし『さまよう薔薇のように』もいいけれど、これもやっぱり面白かった。文化大革命と毛沢東、全共闘なんて言葉も久しぶりに聞いた気がする。 最近、東京に行くと、風景がかつて住んでいたときとだいぶ変わっていることに気付くし、東京だけでなく自分もだいぶ変わってしまったんだなあと思う。でも、ふと昔のままの風景や気持ちに一瞬なることがあってとても不思議な感じがする。 先日、子どもを連れて東京に行ったとき、アパートを借りていた学芸大学駅付近に行ってみた。もうあのおんぼろアパートはなかったし、勤めていた本屋もだいぶ変わっていた。東横線で渋谷に出たら、渋谷の街もなんだか全然知らないところみたいだった。学生時代は毎日のように行ったのに・・・・。 中国から30年ぶりに来たとしたらいったいどんな感じなのだろう。
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